計画案を了承、2013年登録目標
富士山の世界文化遺産登録に向け、登録方針など学識経験者が議論する静岡・山梨県の2県学術委員会が15日、東京都内で開かれ、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)に提出する推薦書原案と、構成資産の保全方法を求めた包括的保全計画案を了承した。推薦書原案は両県などの合同会議が22日に最終決定し、両県が今月末に文化庁に提出する。
2県学術委員会が了承した推薦書原案では、①信仰の対象②芸術の源泉--という観点から富士山の家事を証明しようと試みている。
①では、神仏の霊力を獲得するため登山する「富士講」や、富士山の畏怖の念が自然との共生を重視する日本の伝統を育んだことなどを記述。②では、富士山が詩歌・物語・絵画に描かれるなど、古くから芸術活動の母胎となり、その作品が外国文化にも影響を与えてきたことを指摘する。
今後はユネスコの諮問機関「国際記念物移籍会議」(イコモス)のメンバーが現地調査を行い、早ければ2013年に世界文化遺産に登録される。

